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穏やかな海

つけものが世界を変える

  • 執筆者の写真: TAMAYO
    TAMAYO
  • 11 分前
  • 読了時間: 1分

縄文野草しば漬けを初めて口にしたとき、ふっと懐かしさが胸に広がった。

素朴でやさしい味わいに触れた瞬間、なぜか涙がこぼれた。

思い出したのは、今は亡きおばあちゃんの古漬けの味だ。


この漬物には、嫌気発酵による乳酸菌がたっぷりと含まれている。

発酵食品が好きで、これまで発酵玄米、みそ、梅干し、甘酒、塩こうじ、しょうゆ麹、みきなど、さまざまなものを手作りしてきた。しかし、最近になって気づいたのは、私が作ってきたもののほとんどが「好気性発酵」だったということだ。


仁さんが作るこのしば漬けは、これまでのしば漬けとはまったく別物だ。 材料はきゅうりと塩と野草のみ。そこに、発酵の鍵となる「重しの重さ」が加わる。仁さんの体験談を聞きながら、嫌気性発酵と好気性発酵の違い、そして嫌気性発酵の乳酸菌が果たす役割を知ることで、菌が担う大きな力を改めて感じた。


腸は単なる消化器官ではなく、体と心をつかさどる重要な存在でもある。

「頭で考えるのではなく、腸に聞いて決める」という世界が、静かに、しかし確かに近づいてきている。

縄文野草しばづけを味わいながら、私はその新しい世界の入り口に立っているような気がした。

 
 
 

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